- 水素水に効果があるなら、医薬品として認められているはず
- 効果がないから口コミや体験談ばかりなんだ
水素水に対して「公的に認められてないから効果ない」という意見があります。
その根拠は「効果があるなら公的に認められてるはず」というものです。
これは誤解です。
なぜなら、効果があっても自動的に医薬品として認められるわけではないからです。
電気分解で作った水素水には、胃腸症状の改善効果があることは認められています。整水器は管理医療機器として認証も受けています。
実はこれは、厚生労働省の要請に基づく第三者機関の5年にもわたる厳密な調査の結果、認められたものです。もし一研究機関が単独で調査しただけでは、この結果にまでたどり着けたかどうかはわかりません。
それ程、公的に認められるハードルは高いのです。
詳しくはこちら
≫ 白黒つけるために厚生労働省が第三者機関に検証を要請
水素水の効果が認められにくい理由として、主に次のことがあります。
- 健康な人が水素水で健康を維持できたとしても、水素水のおかげなのか判断が難しい
- 病気の人に水素水を飲ませて緩やかに改善したとしても、自然治癒力かどうか判断が難しい
- 水素水は食品に分類され、誰でも安価に簡単に作れるため、医薬品の範疇に含めるのが難しい
公的に認められるには、医学的・法的に幾重もの高いハードルを越えなればなりません。時間もかかります。
水素水は医薬品のように劇的に効果が現れるわけではなく、また副作用もみられません。あまりにありふれた存在であるため、現行制度での位置づけが難しいのです。
このような状況にある水素水を、「認められていないから効果がない」と決めつけるのは早合点ではないでしょうか。
公的に認められていない段階でその効果をうたって販売してはいけません。
≫ 消費者庁による行政措置|景品法違反
例えば次のことは、公的に認めらた根拠はありません。
■体内に吸収される水素は何%だから濃度は何ppm以上必要
■活性酸素を除去するには何ppm以上飲むことが望ましい
■水素濃度は高ければ高いほど体に良い
確かにそういった論文が発表されているかもしれません。しかし、論文が発表されたことと公的に認められることとは、区別して考える必要があります。
≫ 科学の問題と法律の問題が混同されやすい
なぜこのような事態になるかというと、水素水は様々な問題点や課題を抱えているからです。
水素水/アルカリイオン水の抱える様々な問題点や課題について、さらに詳しく知りたい方はこちらの記事も参考にしてください。
≫ 水素水を信じてる人は本当に頭おかしい?|効果なしの主張に潜む3つの誤解
水素水サーバーや整水器について興味がある方は、こちらの記事も参考にしてください。
≫ 【完全版】水素水サーバーと整水器|代表機種を10項目にわたって徹底比較した結果