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厚生労働省が白黒つけるためにアルカリイオン水/水素水の検証を第三者機関に要請した結果

厚生労働省OGP
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1992年にアルカリイオン水/水素水のブームが起こり、それまで20万台前後だった整水器の生産台数が、その年一気に100万台になりました。

しかし、消費者から様々な問い合わせがあり、1992年に国民生活センターから疑義が出されることに。

それを受け厚生労働省は、第三者研究組織に対しアルカリイオン水の安全性・有効性の徹底的な検証を要請しました。

【調査期間】
1993年から5年間

【目的】
(1) アルカリイオン水の飲用における安全性試験
(2) 客観的試験方法による有効性試験
(3) 国民生活センターが提示した疑義に対する回答
(4) アルカリイオン水に関するか科学的研究の推進

【試験内容】
二重盲検試験を含む比較臨床試験

【研究組織】
アルカリイオン整水器検討委員会

飲用水としては世界初となる厳密な調査が、5年かけて実施されました。

もちろん慎重を期すために、二重盲検試験で実施されました

二重盲検試験とは、試験内容を「知っている」「知らない」の2グループにわけて同時に試験する方法です。

対象者が薬の効果効能を知ったためにプラシーボ(プラセボ)効果で試験結果に影響を与えてしまうことを防ぐために行われます。

【結論】
アルカリイオン水(=電気分解で作った水素水)は軽度の胃腸症状の改善に有効

その結果、アルカリイオン水は「軽度の胃腸症状の改善に有効」と結論づけられたのです。

詳しくはこちら
≫ アルカリイオン整水器協議会HP|アルカリイオン整水器の歴史

その後に薬事法改正により、水を電気分解する整水器は管理医療機器として認証されることとなりました(家庭用電解水生成器 JIS T2004)。
≫ 日本産業標準調査会HP|JIST2004 家庭用電解水生成器

メーカー側とすれば、国家主導で臨床試験をしてもらった上に、国のお墨付きを得たような形です。

ただ、完全には解決していません。「胃腸症状の改善効果」の要因が何か特定できなかったからです。

一番多く含まれている「水素」が最有力候補とされました。
しかし、電解水素水には他のミネラルも多く存在するので、複合効果の可能性も残されています。

詳しくはこちら
≫ なぜ効果があるのか?|実はまだ要因が特定できていない

いずれにせよ、水素水は今もこのような様々な課題を抱えています。

アルカリイオン水/水素水の抱える様々な問題点や課題について、さらに詳しく知りたい方はこちらの記事も参考にしてください。
≫ 水素水を信じてる人は本当に頭おかしい?|効果なしの主張に潜む3つの誤解

水素水サーバーや整水器について興味がある方は、こちらの記事も参考にしてください。
≫ 【完全版】水素水サーバーと整水器|代表機種を10項目にわたって徹底比較した結果

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