そもそも家に水道がきているのですから、わざわざ高い整水器を買う必要がないかもしれません。
確かに一理あります。そこでこの記事では、整水器のメリット/デメリットを水道水と比較しながら解説します。
水道水と比べた整水器のメリット
水道水と比べた整水器の主なメリットは次のとおりです。
- 浄水が飲める(不純物除去)
- 水素水が飲める(胃腸症状の改善効果)
- 酸性水が作れる(洗顔、お掃除)
浄水が飲める(不純物除去)
整水器は、水道水のカルキ臭や不純物を除去します。
水道水には防腐剤の塩素が一定量投入されています。特に夏場は塩素の量が多いです。遠くにある浄水場から長い水道管を通ってくるので、防腐剤の塩素の投入はやむを得ません。
さらにマンションでは、貯水槽に一旦貯められます。ここで雑菌繁殖のリスクは高まります。
もし水道水に不安を感じるなら、浄水器や整水器で自衛しましょう。
■整水器のカートリッジで除去できるJIS規格17物質について
JIS規格17物質とは、日本産業規格「家庭用浄水器試験方法(JIS S 3201)」の中で定められた、水道水に含まれる除去対象となる17物質のことです。具体的には下記になります。
JIS規格17物質 |
①遊離残留塩素(カルキ)②濁り ③クロロホルム ④ブロモジクロロメタン ⑤ジブロモクロロメタン ⑥ブロモホルム ⑦シス-1,2-ジクロロエチレン及びトランス-1,2-ジクロロエチレン ⑧テトラクロロエチレン ⑨トリクロロエチレン ⑩ベンゼン ⑪総トリハロメタン ⑫CAT(農薬)⑬2-MIB(カビ臭)⑭溶解性鉛 ⑮陰イオン界面活性剤 ⑯フェノール類 ⑰ジェオスミン(カビ臭) |
水素水が飲める(胃腸症状の改善効果)
整水器で作るアルカリイオン水/水素水には、胃腸症状の改善効果があります。そのため整水器は管理医療機器として認証されています。
酸性水が作れる(洗顔、お掃除)
整水器は、酸性水も作ることができます。弱酸性で洗顔に適しています。
他にもアルカリイオン水/水素水、酸性水、浄水には次のような用途があります。
種類 | 用途 |
アルカリイオン水 水素水 | 飲用、お茶、コーヒー、水割り、料理、ご飯 |
酸性水 | 洗顔、お風呂、洗濯、拭き掃除、麺類の茹で水 ※酸性水は、飲用には適しません |
浄水 | 薬、赤ちゃんのミルク |
水道水と比べた整水器のデメリット
水道水と比べた整水器のデメリットは次のとおりです。
- 装置代もカートリッジ代も高い
- 日持ちしない
- 大量に出ない(1分間に4ℓ程度)
装置代もカートリッジ代も高い
水道水は、1ℓあたり約0.4円です(※諸条件によって異なります)。
一方整水器は10万円以上します。毎年カートリッジ交換(1万円前後)が必要です。
日持ちしない
整水器を通した水は塩素を除去するので日持ちしません。持ち歩く場合、早めに飲みましょう。
大量に出ない(1分間に4ℓ程度)
整水器の出水量は、1分間に4ℓ程度です。お風呂に入れたりするには無理があります。料理関係に使うには問題ありませんが、それ以外の日常で使うには追いつきません。
水道水との使い分けが必要です。
まとめ
本記事の内容が、あなたのベストな選択の一助になれば幸いです。
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