基礎知識

【超図解】天然水、RO水、ミネラルウォーター、アルカリイオン水、水素水の違い

水の種類、天然水、RO水、ミネラルウォーター、アルカリイオン水、水素水の違い
  • アルカリイオン水や天然水など、いろんな水の違いは?
  • おすすめの買い方は?

コンビニでもネットでもいろんな種類の水が売られていて、迷いますよね。特にミネラルウォーターや水素水は広い意味で使われることもあり、混乱しやすいです。

そこでこの記事では、普段口にする水の種類と名称を、農林水産省のガイドラインやアルカリイオン整水器協議会の公表内容をもとに整理しました。

天然水
ナチュラルウォーター
源泉や地下水などをろ過・沈殿・加熱殺菌した水詳細
ナチュラルミネラルウォーターナチュラルウォーターのうち特にミネラルを多く含む水詳細
ミネラルウォーターナチュラルミネラルウォーターをもとにミネラルを調整した水詳細
ボトルドウォーターその他飲用可能なボトル詰めした水詳細
水道水浄水処理し塩素を投入して殺菌した水詳細
RO水逆浸透膜(RO膜)でろ過し不純物を除去した水詳細
水素水水素ガスやマグネシウム反応で水素を溶かした水詳細
浄水水道水を浄水器でろ過し不純物を除去した水詳細
電解水素水
アルカリイオン水
整水器で水を電気分解して作ったpH9~10の水詳細
(リンクから該当箇所へ移動できます)

農林水産省が定めるミネラルウォーターのガイドラインについて詳しくはこちら
≫ 農林水産省通達|ミネラルウォーター類(容器入り飲用水)の品質表示ガイドライン

アルカリイオン整水器協議会が公表する内容について詳しくはこちら
≫ アルカリイオン整水器協議会HP|アルカリイオン整水器及びアルカリイオン水とは

天然水/ナチュラルウォーター|源泉や地下水をろ過・沈殿・加熱殺菌した水

天然水/ナチュラルウォーター|源泉や地下水をろ過・沈殿・加熱殺菌した水
名称天然水
ナチュラルウォーター
内容源泉や地下水などの水源から採った水をろ過・沈殿・加熱殺菌した水
特徴日本の天然水は軟水が多く、味がまろやかで飲みやすい

源泉や地下水などの水源から採った原水をろ過・沈殿・加熱殺菌した水を「天然水」あるいは「ナチュラルウォーター」といいます。物理的・化学的な処理を行いません。

日本の天然水は軟水が多く、味がまろやかで飲みやすいのが特徴です。一方、ヨーロッパの天然水は、ミネラルを多く含んだ硬水が多いといわれています。

水の硬度について

水の硬度とは、水に含まれるミネラルの量をもとに決めた「軟水」「硬水」をいいます。具体的には、1ℓあたりに含まれるカルシウムとマグネシウムでの量で決まり、下記になります。

軟水0~60mg/ℓ
中硬水60~120mg/ℓ
硬水120~180mg/ℓ
超硬水180mg/ℓ以上

硬度の計算式=カルシウム(mg/ℓ)×2.5+マグネシウム(mg/ℓ)×4.1

ナチュラルミネラルウォーター|ナチュラルウォーターのうち特にミネラルを多く含む水

ナチュラルミネラルウォーター|ナチュラルウォーターのうち特にミネラルを多く含む水
名称ナチュラルミネラルウォーター
内容ナチュラルウォーターのうち特にミネラルを多く含む水
特徴硬度がやや高くなり日本の天然水は軟水が多く、味がまろやか

ナチュラルウォーターのうち、特に自然のミネラルを多く含んだ水を「ナチュラルミネラルウォーター」といいます。

「ナチュラルウォーター」「ナチュラルミネラルウォーター」以外で、「自然」「天然」あるいはこれに類似する用語を使ってはいけません。

ミネラルウォーター|ナチュラルミネラルウォーターのミネラル分を調整した水

ミネラルウォーター|ナチュラルミネラルウォーターのミネラル分を調整した水
名称ミネラルウォーター
内容ナチュラルミネラルウォーターをもとにミネラルを調整した水
特徴ミネラル豊富

ナチュラルミネラルウォーターをもとに、品質を安定させるためにミネラルを調整したり、複数の水源から混合したりした水を「ナチュラルミネラルウォーター」といいます。

なお地下水などの源泉を原料としていない水は、厳密にはミネラルウォーターとは呼びません。

ボトルドウォーター|その他飲用可能なボトル詰めした水

ボトルドウォーター|その他飲用可能なボトル詰めした水
名称ボトルドウォーター
内容その他飲用可能なボトル詰めした水
特徴単に飲用水と記載することもある

「ナチュラルウォーター」「ナチュラルミネラルウォーター」「ミネラルウォーター」の条件にあてはまらないものは、「飲用水」または「ボトルドウォーター」と記載されています。

水道水|浄水処理し塩素を投入して殺菌した水

水道水|浄水処理し塩素を投入して殺菌した水
名称水道水
内容浄水処理し塩素を投入して殺菌した水
特徴安く(約0.4円/ℓ)大量に使える
水道法で定めた一定量の塩素が入っている
長い水道管を通ってくる過程で不純物が混じる

水道水は、浄水処理した後、殺菌のため塩素が投入されます。塩素の量は水道法で決められており、特に夏場は多くなります。

長い水道管を通ってくるので、不純物が混じったり残留塩素が含まれる欠点があります。

RO水|逆浸透膜(RO膜)でろ過し不純物を除去した水

RO水|逆浸透膜(RO膜)でろ過し不純物を除去した水
名称RO水
内容逆浸透膜(RO膜)でろ過し不純物を除去した水
特徴水分子以外は通過できないほどの特殊な膜でろ過するので純度が高い
原料となる水を選ばない
ミネラルも除去するので味わいが無くなる

逆浸透膜(RO膜:Reverse Osmosis Membrane)という、水分子以外は通過できないほどの特殊な膜でろ過して作る水を、RO水といいます。

RO膜
(出典:アルピナウォーターHP)

原料となる水を選ばず、非常に純度が高い水を作ることができます。ただし、ミネラル分まで除去してしまうので、味わいも少なくなります。

水素水|水素ガスやマグネシウム反応で水素を溶かした水

水素水|水素ガスやマグネシウム反応で水素を溶かした水

水素水とは、広い意味では水素を多く含む水です。狭い意味では、水素ガスを溶け込ませたり、マグネシウム反応を利用して作る水をさします。電気分解で作るアルカリイオン水/水素水とは区別されます。

アルカリイオン水/水素水を作り方の違いで分類した図です。

水素ガスを溶け込ませるタイプ

水素水サーバー
(出典:アルピナウォーターHP)
名称水素水
バブリング水素水
内容別途発生させた水素ガスを加圧して溶け込ませた水
特徴高濃度の水素水を作りやすい
加圧をやめると水素が抜けやすい

水素ガスを加圧して溶けこませるタイプは、水素濃度を高めやすいメリットがあります。ただし、加圧をやめると水素が抜けやすいです。

マグネシウム反応を利用するタイプ

アクアバンクのカートリッジとハイドロディスク
(出典:アクアバンクHP)
名称水素水
内容水とマグネシウムの化学反応で発生した水素が溶けた水
特徴水さえあれば水素を発生し続ける
時間がかかる

水とマグネシウムの化学反応を利用して水素水を作ることができます。水さえあれば水素を発生し続けるメリットがあります。スティックタイプなら携帯も可能です。ただし、時間がかかるので、急いでたくさん使いたいニーズには向きません。

浄水|水道水を浄水器でろ過し不純物を除去した水

浄水|水道水を浄水器でろ過し不純物を除去した水
名称浄水
内容水道水をフィルターでろ過した水
特徴水道水に含まれる残留塩素や不純物を除去できる
浄水機能だけなら電気などは不要

水道水をフィルターでろ過し残留塩素や不純物を除去した水を、浄水といいます。浄水器が一般に使われますが、整水器にも浄水機能がついています。

水道水は長い水道管を通ってくるので不純物が混ざりやすくカルキ臭もあるため、浄水器をつけることで除去できます。

電解水素水/アルカリイオン水|整水器で電気分解したpH9~10の水

電解水素水/アルカリイオン水|整水器で電気分解したpH9~10の水
名称アルカリイオン水
電解水素水
内容水道水を浄水し電気分解した水
特徴pH9~10の弱アルカリ性
胃腸症状の改善効果あり

アルカリイオン水/水素水とは、水を電気分解して作ったpH9~10の水です。胃腸症状の改善効果があります。

また電気分解の際にミネラルが電極に引き寄せられその付近の水を取り出すので、ミネラルの濃度が水道水より濃くなっています。

整水器内の電気分解の仕組み

上図は整水器内の電気分解の仕組みです。

アルカリイオン水/水素水は陰極側から取り出します。陽極側からは酸性水を取り出すことができます。

まとめ|名称にも意味がある

水の種類、天然水、RO水、ミネラルウォーター、アルカリイオン水、水素水の違い

水の名称にもそれぞれ決まりがあることがおわかりいただけたかと思います。

ペットボトルやウォーターサーバーを選ぶ際も、名称に注意して選ぶようにしてください。

水素水/アルカリイオン水について、詳しく知りたい方はこちら
≫ アルカリイオン水/水素水とは|基礎知識と整水器~11項目総まとめ

ウォーターサーバー